はしもと診療所
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医療情報トピックス


スズメバチ

2005年09月18日

今年は雨が少なかったことも影響して、スズメバチの巣作りが進み各地で被害が続出しています。特にこれから10月までがスズメバチの攻撃性が高まる時期とのことですので注意が必要です。

ハチの毒はハチの種類によって少しずつ異なりますが、痛みを生じる成分、組織を破壊する成分、血液を溶かす成分などで構成されています。そしてこれらの成分はアナフィラキシーショックの原因物質となります。

アナフィラキシーショックとはアレルギーの原因物質が体内に入ったとき、免疫細胞表面のIgEというタンパクに原因物質が結合して引き起こされる即時型アレルギー反応の中で重篤なものをさします。

アレルギー原因物質は体内に入るとまず細胞表面のIgEタンパクに結合します。次にその結合がスイッチとなり、免疫担当細胞の中から数種の化学伝達物質が血液内に放出されます。これらの化学伝達物質は通常は人体の免疫に有用なものですが、一時に過量に放出されると人体に害を及ぼします。化学伝達物質が人体の各組織に影響して通常は5から10分、早い時には30秒以内に症状が出現します。

まず、口の中の違和感、唇のシビレ、動悸、のどが詰まる感じ、手足のシビレ、気分が悪くなる、などの症状が出ます。その後、皮膚が赤くなる、じんましん、繰り返すくしゃみ、咳などが出現、さらに症状が進行すれば気道狭窄による呼吸困難、血圧低下、意識障害などが出現し、重篤な場合には死に至ります。

アナフィラキシーショックはハチ毒だけでなく、アスピリンなどの薬剤、小麦粉、そば、エビ、カニなどの食品、ヘビの毒などでも起こることが知られています。

また、アレルギー反応は1回目よりも2回目以降のほうが強く出ることが多く、注意が必要です。

ハチ毒の中でもスズメバチは毒性が強く、年間20から40人のハチ刺傷の死亡者の大半はこのスズメバチによるものとされています。

重症例では医療機関到着前に死亡することが多いため、ハチに刺されたことがある人、特に刺されたときに局所の痛みだけでなく全身症状の出た人はハチに刺されないようにすること、そして刺された場合、アレルギー反応を弱めるために抗ヒスタミン剤、ステロイド剤などを直ちに服用し、病院を受診することが大切です。あらかじめ医療機関で相談して薬をもらい携帯しておくことが理想です。

これから行楽シーズンです。運転免許の講習ではないですが、「ハチはいないだろう。」ではなく「ハチがいるかもしれない。」で山野に行きましょう。


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