はしもと診療所
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医療情報トピックス


在宅支援診療所

2006年10月29日

今年の4月から、在宅医療をより推進するために在宅支援診療所制度が始まりました。在宅支援診療所とは‥?簡単に言ってしまうと、文字通り在宅医療を支援する診療所のことです。

国は膨大に膨れ上がった医療費を抑制するために入院患者数を減らし、出来るだけ自宅療養を行うように方向付けたいと考えています。しかし、自宅療養は簡単なものではありません。入院治療が必要な患者さんを自宅に戻すわけですから、それなりの環境整備が必要となります。その中核となるのが在宅支援診療所です。

在宅支援診療所は常時連絡の取れる医師、看護師を配置していること、病状悪化時に入院できる病院を確保していることなどの条件を満たして初めて承認され、稼動します。

常時連絡の取れる医師というのは、主治医に連絡が取れない時に連絡のとれる医師をもう一人確保するということです。複数の診療所でグループを作り実践している地域もありますが、連携医療機関を確保できず在宅支援診療所として登録できない診療所もあります。

城東区医師会は早くから医師会をひとつのグループとして24時間当番医制を行ってきました。医師会の有志医療機関が連携して常時連絡のとれる体制を整え、在宅支援診療所をバックアップしています。これにより城東区は大阪府下でも在宅支援診療所として届け出ている医療機関がかなり多い地域となっています。

しかし在宅支援診療所としての届け出数と、実際に機能している診療所数にはかなり開きがあることが最近判って来ました。

連携する医師がいたとしても、実際には主治医がほとんど自分ひとりで対応することになるため、在宅支援診療所の医師は生活にかなりの制限、精神的ストレスを受けることになります。特に重症の患者さんを受け持つと、いつでもすぐ駆けつけられるように遠くへの外出は出来ない、お酒なども飲めず、携帯電話も離せないというような状況になります。

在宅医療専門で数人の医師が在籍する診療所であれば交代制によりそのような負担も軽減しますが、通常診療所には医師は一人しかいません。このような状況を嫌って登録はしたものの実際には機能していない診療所が多いものと思われます。

また患者さん側にも在宅医療が進まない理由はあります。

患者、患者家族側からすると、病院に入院している状況から在宅へ戻ると経済面では負担が軽減されますが、特に家族の肉体的、精神的、時間的負担は重くなります。また、主治医が急に変わるなどの精神的ストレスが生じることもあります。

在宅医療は決して簡単なものではありません。単に医療費が高いから自宅療養を、というものではなく、患者さん本人の意思、そしてそれを支える家族、そして医療機関との信頼関係、これらがそろって初めて在宅医療が成立します。

当診療所も在宅支援診療所として登録、在宅医療を行っています。実際に在宅医療を行う、行わないかかわらず、お気軽にお問い合わせください。


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